店舗を持たない焼き菓子屋さんにインタビューしました。

インタビュー

リベイクスタッフ

2022.12.6

2019年にrebakeに参加された晴々さん。愛知県岩倉市の小さな工房で作ったスコーンをイベントやマルシェで販売する、店舗を持たない営業をしています。素朴なもの、かわいらしいもの、そしてお腹にもたれないお菓子が好きな店主林さんは、バターの代わりに米油、豆乳、甜菜糖、ヨーグルトを使ったスコーンを作っています。rebake award 2021のおやつ部門で５位に入賞された経験もお持ちの店主林さんにインタビューしてみました。

パン屋さんデータ

営業形態：工房で製造。イベントやマルシェで販売。

従業員数：１名

スコーンの種類：50-60種類

開店当初はスコーン以外の焼き菓子も作っていました。

子どもの頃からお料理やお菓子を作ることが好きで、ちょうど勤めていたカフェが閉店になるタイミングで、焼菓子屋さんを始めました。

最初はスコーンのほかに、マフィンやパウンドケーキなども作っていましたが、「スコーンだけの方がしっくりくる」と直感で思いスコーンだけに絞りました。「日々の生活の素晴らしさを伝えたい」、「生きていることって本当に素晴らしいよね」ということを表現したい気持ちから、赴くままに今のスコーン屋さんにたどり着いたという感じですね。

スコーンを食べて元気が出た、冷凍庫に大切にしまっていますなど、皆さんの暮らしの中に小さな喜びや楽しみとして晴々があるという事が嬉しいです。色んなメッセージを頂く中で、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

Instagramでrebakeに出会いました。

残ったスコーンをどのようにするか悩んでいた時に偶然Instagramでrebakeさんを見かけて、すぐに申し込みしました。まだまだ食べられるスコーンを廃棄することは、自分の考えと離れているので、サイトを見たときは驚きと興奮でいっぱいでした！スコーン作りを通じて廃棄を出さないことは可能だと思っていました。rebake始めた頃を振り返ると自分のInstagramに「廃棄せずに食べ物を販売していく意志に新たな道が開けた」と記録していました。

それくらい嬉しかったですね。

rebake開始後は廃棄が減り、全国にリピーター様ができました。

まず廃棄率が圧倒的に減りました。

またご購入いただいた方から温かいコメントやメッセージを沢山いただいたことが本当に励みになりました。３年以上続けてきてリピーター様も沢山でき、地元の東海地方のみならず、全国の方に晴々のスコーンを知っていただけたこと、召しあがっていただいたことは、自分の力ではできなかったことですね。

ロスが出る波があったり、同じ種類が余る時は発送までにお待ちいただくことも。

スコーンのロスが出る時と出ない時に差があったり、また同じ種類ばかり売れ残るときもあります。その時はご注文いただいているお客様をお待たせしてしまうことがあり、心苦しく思ってしまう時もあります。

ただロスが出るまで待つのがrebakeの仕組みなので、スコーンセットを待つ時間も楽しみにしていた、というメッセージをいただいた時にはホッとしお客様の温かい人柄を感じることもありました。

パン専門のサイトですが、抵抗なくすぐに申し込みしました。

当時rebake とInstagramで出会った時には、本当に絶妙なタイミングで迷わず飛び込みました。それから数年経ちますが、自分だけでは出会えない数の方にスコーンをお届けすることができ、自分のお仕事全体が豊かになりました。

ちょっと懐かしいタバコ屋さんのように、軒先で小さなお店も出したいです。

そのほかにもスコーンのバリエーションも増やしたり、小菓子も作りたいたいですし経営の勉強もしたいと夢が沢山あります。何より自分が作ったスコーンを通して、日々の生活が温かく楽しく素晴らしいものになるよう続けていきます。

参加検討中のパン屋さんへの一言どうそ

まだ食べることが出来るパンや焼き菓子を全国の方にお届けすることで、食品の廃棄削減もできますし、自分の作ったものを廃棄する悲しみも減ります。新しいご縁も広がっていくので、喜びのサイクルをお客様と一緒に作っているという気持ちになります。近所のパン屋さんではおつとめ品として買えますが、遠くの土地のパンも同じように買えるのはすごく素敵なことだと思います。